2-2-7 展覧会記録 (2010年)

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 ■2010年  展覧会  ■2010年  美術館大学

第3回企画展


 4/16〜6/30
 「中国ポスター」展


 5/1  第5回美術館大学
        「秋山孝 中国ポスターを語る」
        時間:pm3:00~4:30
        講師:秋山孝

第4回企画展


 7/10〜9/23
 「秋山孝ポスター」展2


 7/7  開館1周年記念  第6回美術館大学
        「秋山孝 自作を語る」
        時間:pm3:00~4:30
        講師:秋山孝
 8/2   第7回美術館大学
        「中越大震災と創造的復興+APMリノベーション」
        時間:pm3:00~4:30
        講師:渡辺斉、高田清太郎、秋山孝

第5回企画展


 10/3〜10/31
 多摩美術大学大学院イラストレーションスタディーズ
 「メッセージイラストレーションポスター」展2


 10/2   第8回美術館大学
        「長岡市立上組小学校美術館大学 教育・感動・美」
        時間:pm3:00~4:30
        講師:池上秀敏、金澤健志、水谷徹平、秋山孝

第9回美術館大学

  • 日  時:2010年 12月 8日(水)15:00-16:40
  • 場  所:秋山孝ポスター美術館長岡
  • 題  目:秋山孝 先生「100年の風・リプチの月」、斎藤公男 先生「私にとっての構造デザイン」
  • 参加者数:57名

長岡市の摂田屋地区にあるリプチの森。この日、そのリプチの森の広場に「リプチの月」というモニュメントが建てられた。幸い天気にも恵まれ、青空の中すっくと立っていた。さて第9回の美術館大学は、高田建築事務所の勉強会とのコラボ企画となった。よって内容も専門的である。「テンセグリックシステム」とは何だろうという「?」を抱えながらの参加となった。初めは秋山先生より、「100年の風」と「リプチの月」ができるまでをご講演いただいた。「リプチの月」は冒頭にもあるとおりリプチの森の広場に建てられたモニュメント、「100年の風」は新潟県立長岡商業高等学校の創立100周年を記念したモニュメントである。どちらも秋山先生がデザインし、斎藤先生が構造設計したものである。秋山先生は「100年の風」をデザインするとき風が抜けるようなものをイメージしたのだという。APM職員である私もいくつかスケッチを見せていただいたが、どのデザインも大地から天に向かってすっと立ち、風が吹き抜けるという表現がしっくりくるデザインであった。最終的に決定したデザインはソロバンの珠のデザインも加わり、商業高校らしいものとなっていた。「リプチの月」のモチーフは「月」。月は日本人にとって美のシンボルなのだという。こちらは足元が軽く、浮いているようなものをイメージした。秋山先生がこれら作品を生みだすときに重要なこととして①不可能を可能にする、②非常識から美を創造する、③始まりは手のひらサイズのアイデアスケッチから、の3つである。斎藤先生のご講演は、第3回美術館大学でもお話されたアーキニアリングデザイン展(AND展)から始まった。AND展は、構造の楽しさを子どもや一般の方にも感じてもらいたいという想いのもとに実現したものであり、世界遺産や歴史的建造物などさまざまな建物を模型として再現しており、「構造」という専門的なものに親しんでもらおうという展覧会である。ルーブル美術館は有名な建造物であるが、その中のガラスの逆ピラミッドに使われているのが「テンセグリックシステム」である(おそらく)。そもそも「テンセグリック」とは何か。類似の言葉に「テンセグリティ」がある。テンセグリティとは張力(tension)+統合(integrate)であるが、テンセグリックはその広義の言葉であると思われる。張力によって物体を統合することである。この手法を用いることによって柱や梁がなくとも屋根を支えることができる、らしい。「100年の風」もワイヤーの張力によって自立するのだとか。見た目は華奢で透明感のある「100年の風」だが、地震にも風雪にも負けない構造になっていると斎藤先生は自信を持って断言された。(APM職員)


ギター演奏会(畠山ギター教室「2010 ぎたあ 吉他 Guitar」)

  • 日  時:2010年 11月 23日(火)13:30-17:00
  • 場  所:秋山孝ポスター美術館長岡


第5回企画展 多摩美術大学大学院イラストレーションスタディーズ
メッセージ・イラストレーション ポスター展2 2010.10.02(sat)-10.31(sun)




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上組小学校生6年生 鑑賞授業 in APM

  • 日  時:2010年 10月 27日(水)11:00-11:45
  • 場  所:秋山孝ポスター美術館長岡
  • 参加者数:約90名

上組小学校6年生がAPMを訪れた。10月とは思えないほど冷たい雨の振る中、それでも元気に歩いてやってくる姿には、こちらもつい笑顔になる。本日の授業は「鑑賞」。授業の始めにワークシートが配られると、さっそく生徒たちは作品を見たり、解説を読んだり、友達と話し合ったり、先生に助けを求めてみたりと館内はおもちゃ箱をひっくり返したような賑やかさになった。今回展示してある作品は、多摩美術大学の大学院生・卒業生の作品であり、さまざまなテーマ、手法で描かれている。ワークシートの設問にも、テーマを問うものだけでなく、技法を尋ねるものもあった。どの設問も「正解」があるわけではないので、理由がいえたらOKとしてあったが、小学生の発想の豊かさがとても面白かった。
例えば、「『勉強の楽しさ・大切さ』を伝えようと描かれた作品は?」という設問に対しては…

回答1
植木沙菜さんの作品。
イラストがアルファベットの頭文字を表していて、
これなら英語の勉強も楽しくなりますね!

回答2
高橋庸平さんの作品。
本当はジシン(地震)のポスターですが、
勉強のジシン(自信)につながると
解釈した生徒がいました。
なるほど!!

「『火』を使って描かれた作品は?」という設問に対しては…

回答1
大石晃裕さんの作品。
炙り出しを使って描かれた作品。
火を用いて焦がすことによって絵を浮かび上がらせる手法。 しかし今の小学生は「炙り出し」を知らない子が多いのですね…。

回答2
高旗将雄さんの作品。
これは焼き鳥のイラストなのですが、
焼き鳥を焼くために「火」が使われている、という解釈。
固定観念にとらわれて思いつきませんでした!

といった様に、自由で楽しい回答が続出。当館職員に対する質問項目も設けられており、「展示の仕方で工夫しているところはあるか」「仕事をしていて嬉しいときはどんなとき」など、「こだま美術館」を運営している生徒らしい的確な質問だった。(APM職員)

第8回美術館大学

  • 日  時:2010年 10月 2日(土)15:00-16:30
  • 場  所:秋山孝ポスター美術館長岡
  • 題  目:「長岡市立上組小学校美術館大学 教育・美・感動」
  • 入館者数:48名

多摩美術大学の大学院生・卒業生による作品で埋め尽くされた会場で8回目となる美術館大学が開催された。今回は長岡市立上組小学校の先生方をお招きしてお話をうかがうことができた。最初にお話いただいたのは池上秀敏校長である。上組小学校は特に美術の授業に力を入れており、取り組みとしては「こだま美術館」が有名である。「こだま美術館」は平成11年から始まった活動であり、企画・運営などすべてを生徒がおこなう校内美術館である。新潟県立近代美術館に見学に行き、美術館の役割や成り立ち、運営について学び、そこで学んだことを「こだま美術館」で実践する。館長・福館長も生徒の中から選び、作品説明を行う学芸員も生徒自らが行う。池上校長は新潟県立近代美術館にいらっしゃったこともあり、その経験を活かして美術館についての授業をされたり、普段は見えない部分の仕事についてお話する機会もあったようである。「心の教育とかかわらせた造形教育」であり、「美しさを感じ、想いを表現」することの大切さについて語られた。次にお話いただいたのは金澤健志先生である。金澤先生には昨年APMを6年生の図画工作の授業に使っていただいたこともあり、そのときの授業の様子を発表された。秋山館長の初期の作品にセリフをつけるという授業であったが、金澤先生自身、生徒の発想の柔軟さに驚かされたという。秋山館長の作品は、飛べないダチョウが飛行機に乗ることで空を飛ぶというもので、「不可能を可能にする」というメッセージを読み取る生徒がいる一方、「できないことはムリしない」という受け取り方をした生徒もいたとか。金澤先生は今は「見る」ということに重きを置いて指導されているという。「名画を描く」や「摂田屋を描く」などの取り組みを通して、「本物」をよく「見」て描くことの重要性を伝えている。名画の模写などは特徴をうまく捉えた作品が多く、未来の芸術家を予感させるものばかりだった。最後にお話くださったのは、水谷徹平先生である。水谷先生は30歳のときに白血病を発症し、「5年生存率は3割」と宣告された。突然の病気で自分の死について考えたとき、生徒にいのちの大切さを伝えたいと思い、無菌病室からテレビ電話システムによる授業を行った。また、病院には水谷先生と同じ病気で長期入院している患者さんもおり、勉強に飢えているそれらの患者さんに病室で授業したことも。幸い、水谷先生の病状は回復し、今は再び教壇に立つことができる。しかし「いのちの授業」はその後も続き、稲作体験を通して「いただく命」について考えさせたり、自分史を作らせたりと、様々な手段でいのちの大切さを訴えている。これからの試みとして、文章以外の方法で表現させることに挑戦したいという。考えさせる授業を行った場合、どうしても作文での表現が中心となりがちだが、絵でも詩でも音楽でも、多様な手段での表現を可能としたいと語られた。秋山先生による質問の時間も設けられた。「なぜ上組小学校は美術教育に力を入れるのか」という池上校長に対する質問、「『本物』と『偽物』の違いとは何だと思うか」という金澤先生への質問、「壁に突き当たったとき力が沸いてくるが、その力とは何だと思うか」という水谷先生への質問のほか、「先生とはどんな職業か」「町づくりについてへの質問」といった3名の先生へ向けた質問もあり、それぞれの先生の職業、町への思いが伝わってきた。(APM職員)

学生展記念交流会

  • 日  時:2010年 10月 2日(土)17:00-19:00
  • 場  所:秋山孝ポスター美術館長岡
  • 参加者数:57名

第8回美術館大学が無事に終了すると、30分の準備時間をはさんで交流会へと突入する。お客さまが展示室の作品を眺めている間に、イスが片付けられ、テーブルが出され、食べ物・飲み物が並べられていく。多摩美術大学の学生がきびきびと動き、あっという間に会場の準備を整えていく様は、見ているこちらまで気持ちいい。毎回APMでは、身近でがんばっているお店を応援したいとの想いから地元のお店を利用することが多い。今回は、Gadjo Dilo(ガッジョディーロ)さんのカレー、旭屋さんのパン、やまやさんのお刺身、右門明治堂さんのお饅頭などがずらりと並んだ。お酒は定番のビールやワイン、チューハイのほか、新潟の日本酒、吉乃川・長者盛も用意した。Gadjo Diloさんは、小さなワゴンでカレーを提供する移動販売のお店だ。交流会ではタイカレーとインドカレーの2種類を出してもらった。どちらも美味しかったが、特にタイカレーはすぐに売切れてしまうほどの盛況ぶり。サービスのチャイも好評だった。長岡市内を中心に活動しているが、依頼があればどこにでも向かうそうだ。旭屋さん、やまやさん、右門明治堂さんはAPMのご近所さんだ。旭屋さんではアイスパンというものを用意していただいた。パンの中にアイスが入ったもので、シューアイスみたいである。参加者は全員、思い思いの場所で好きなものを食べ、飲み、会話を楽しむ。ある人は学生に作品の説明を受け、ある人は今回の講演者に質問を投げかける。外の夜風に当たりながらのんびりとお酒を楽しむ人も。また、この日は多摩美の大学院生・卒業生から1周年を迎えたAPMに記念樹の贈り物があった。長岡市の木、ケヤキの木だ。これから雪の季節を迎えるが、寒さに負けずにAPMを見守っていってほしい。後日、大学院生・卒業生代表として末房様から、ケヤキに挿すかわいらしいプレートをいただいた。今はケヤキの傍らで、雨にも風にも負けずキラキラ輝いている。(APM職員)


第4回企画展
秋山孝ポスター展 2010.07.10(sat)-09.23(thu)




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ホクギン宮内支店90周年記念講演会

  • 日  時:2010年 8月 19日(木)15:30-17:00
  • 場  所:秋山孝ポスター美術館長岡
  • 入館者数:45名

APMの建物が、以前は銀行だったのをご存知だろうか。ホクギンとして市民の皆様に親しまれている北越銀行の、宮内支店がAPMの建物の元の持ち主だ。その北越銀行宮内支店が今年90周年を迎えた。それを記念した講演会の講師として秋山先生にお声がかかった。今回の講演では、APMの魅力について語られた。APMには、1.小さい美術館であること、2.歴史のある建物であること、3.サポーターズの力でできていること、などいくつかの特色がある。それらの特色は、そのままAPMの魅力となっている。APMは小さい美術館である。しかし、小さいからこそできることもある。例えば、APMでは小さなお子さんが走り回ることにも、大声を出すことにも寛容だ。近所の上組小学校の2年生が見学に訪れたときの写真を見た秋山先生は、美術館のフロアに座り込み、自由に鑑賞する小学生の姿を見て、これこそが重要だとおっしゃった。自由に「見て、考えて、学べる」空間となることを望んでいる。APMとしての歴史はまだ1年と浅いが、建物自体は大正時代からのものである。ホクギン宮内支店として、田上商店の倉庫として利用され、現在は美術館である。その間には長岡空襲があり、中越地震もあった。美術館を訪れた人に地震について知って欲しいと、地震のときに割れてしまった窓はそのまま残してある。美術館としての歴史もこうして刻まれていくのだろうか。最も重要なのが、APMは市民の力でできているということである。市民の力というものが何よりも大切で、誰かに言われて何かをするよりもはるかに強い力を持っている。確かにサポーターズの皆様の厚意には、いつも頭が下がる。イベントのたびに駆けつけてくださる方、さりげなく手伝ってくださる方、何はなくとも訪れてくださる方など、みんなで創りあげている美術館なのだという気持ちが伝わってくる。これからも皆様に愛される美術館でありたいと思う。北越銀行もそれは共通の想いであり、「地域の皆様のお役に立ちたい」と述べていた。(APM職員)

第7回美術館大学

  • 日  時:2010年 8月 2日(月)15:00-16:30
  • 場  所:秋山孝ポスター美術館長岡
  • 入館者数:45名
  • 講演内容:「まちづくり鼎談 渡辺斉×高田清太郎×秋山孝
  • 中越大地震と創造的復興+APMリノベーション」

8月の太陽が照りつける中、第7回美術館大学が開講した。平日の開催にもかかわらず、多くの方に訪れていただいた。今回の美術館大学は、新潟県新発田振興局の渡辺斉氏と高田建築事務所・代表取締役であり、APMサポーターズ倶楽部会長でもある高田清太郎氏に、当美術館の館長秋山孝を交えての「まちづくり鼎談」である。渡辺斉氏は2004年の中越地震では復興に際し、応急仮設住宅の総括を担い、活躍された方である。中越地震の被害状況や地域の特徴、仮設住宅の間取りや、そこから見える改善点など、スクリーンに映し出されるデータや写真は地震当時の生々しさを伝えてきた。一方、秋山先生はご自身の参加されておられる地震ポスター支援プロジェクトについての話題。地震ポスター支援プロジェクトは2004年から始まり、今年で6年目となった。そもそもは地震という自然災害が起こったとき、自分にできることとは何かを考えたことがきっかけだったという。ある人は直接現地へボランティアに赴き、ある人は遠くから何かを寄贈する。それが秋山先生にとっては、ポスターを作り人々の記憶に残すことであった。それぞれのできることを行うことで町は、世界はよくなっていく、と締めくくった。高田清太郎氏のお話もまた興味深い。高田建築事務所さんは「リプチの森」という小さな「まち」をつくっているが、そこにサポートセンターができた。それは、地域密着型介護拠点の特別養護老人ホーム+小規模多機能施設+地域交流施設という多くの機能を持った施設であり、「プチリプチ」という愛称で呼ばれている。今までのような大型施設ではなく、住み慣れた町の中で、お年寄りと子どもたちが互いに触れ合いながら過ごせる施設である。仮の住まいであっても、居心地のいいものを造りたいという高田氏の信念が感じられた。三者三様の「まちづくり」に関する鼎談であったが、根底に流れるものは同じであったと思う。(APM職員)

第6回美術館大学

  • 日  時:2010年 7月 10日(土)15:00-16:30
  • 場  所:秋山孝ポスター美術館長岡
  • 入場者数:65名
  • 講演内容:「秋山孝 自作を語る」

秋山先生の作品が1年ぶりに帰ってきた。今回の展示は、美術館オープンポスターから「秋山孝 in シカゴ 2010」までの近作24点に、代表的作品37点を合わせた計61点が並んだ。やはり当美術館の白い壁には、秋山先生の作品が映える。美術館大学の講演内容は「秋山孝 自作を語る」で、近作24点を中心に解説していただいた。美術館に縁のある作品、恩師である福田繁雄先生のオマージュ作品、汗血馬の作品などについてのお話をされる中で、新潟県民にはさまざまな思いのある地震のポスターにも話は及んだ。秋山先生にとって地震というと新潟地震と阪神淡路大震災が印象深いという。新潟地震はご自身も幼少期に経験しており、思い出を交えての解説となった。また、当館に展示してあるポスター作品は商業ポスターが一枚もないことにも言及した。商業ポスターは商品を売るためのものであり、売りたいという欲望のようなものが見えてしまうのでいけないという。秋山先生にとってのポスターは、メッセージを伝える手段であり、そのメッセージは欲望であってはいけないというのが秋山先生の考えである。(APM職員)

APM 1周年記念懇親会

  • 日  時:2010年 7月 10日(土)17:00-
  • 場  所:秋山孝ポスター美術館長岡

昨年のオープンから1年がたった。ようやくこの美術館も1歳(ただし建物自体は85歳とかなりの高齢!)。秋山孝ポスター美術館長岡の略称「APM」も耳になじんだ。この日は1周年を記念して、会員同士の親睦を深めていただくことを目的に、懇親会を催した。盛大な会、とはいかないが、たくさんの方に手伝っていただきAPMらしい温かみのある会となった。会場に集まった方たちに共通するのは、当美術館のサポーターズ会員であるというだけ。初めて顔を合わせる方がほとんどのはずだが、みなさん楽しそうに過ごしてくださったように感じた。懇親会も終盤になると、美術館から花火のプレゼントが!ささやかな手持ち花火ではあったが、多摩美術大学の学生さんなどは童心に返り、はしゃいでいた。懇親会終了後も、まだまだ話の尽きない会員同士で2次会会場へ。今回は人数が多いこともあり、2会場を用意した。どちらも地元のお店で、秋山先生のお気に入りである。(APM職員)


第3回企画展 Akiyama Collection Studies-1
Chinese Posters 中国ポスター展 2010.04.16(fly)-06.30(wed)




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第5回美術館大学

  • 日  時:2010年 5月 1日(土)15:00-16:30
  • 場  所:秋山孝ポスター美術館長岡
  • 入場者数:30名
  • 講演内容:「秋山孝 中国ポスターを語る」

GW前半、晴れ渡った空から日差しが降り注ぐ中、今年度最初の美術館大学が開催された。今回のテーマは企画展にあわせて、「中国ポスターを語る」である。会場には建国初期から文化大革命時代の中国ポスターが中心に展示されている。「中国の人々はポスターを家の中に飾る習慣があったという。ポスターに込められたメッセージが、毎日見続けられることによって、徐々に国民の心に浸透し、思想として定着していく」(秋山孝「Chinese Poster」より)ということからもわかるように、当時、中国のポスターは思想統制の一手段として用いられた。また、多民族国家である中国では、同じ国内でも、言語が異なることがある。そうした場合、言語による訴えよりも視覚によるものの方が影響が大きいとし、ポスターでの政治宣伝を図ったという。秋山先生の講義を聞くなかで繰り返し感じたのは、毛沢東はかなりの策略家だ、ということである。毛沢東はポスターを効果的に使うことで、政策が順調であるように装ったり、あるいは健康をアピールしたりもした。その中で、1966年から1968年の3年間は毛沢東の神格化が際立つ期間である。「万歳」や「前進」といった言葉とともに、太陽を背負った毛沢東のポスターが多く制作された。質疑応答の際には、「プロパガンダポスターが最初にみられたのはどこでしょうか」という質問に対し、プロパガンダポスターの元はフランスやイタリアなどのヨーロッパであるが、中国でのそれは、他国と比べてはるかに長期間にわたり、数多くの種類と枚数のポスターが制作されていたという特色を語られた。(APM職員)

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