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長岡市立上組小学校 こだま美術館 第31回企画展
「地域に感謝 未来に翔(は)ばたけ 秋山孝ポスター美術展」関連企画

「小学生美術館大学」

  • 日  時:2013年 10月 25日(金) am10:00~11:00
  • 場  所:秋山孝ポスター美術館長岡
  • 講  師:秋山孝
  • 受講者:100名

10月25日(金)、秋山孝ポスター美術館長岡(APM)では長岡市立上組小学校6年生を招待し、小学生美術館大学を開催した。上組小学校で10月25日(金)~11月1日(金)に開催されたこだま美術館・第31回企画展「地域に感謝 未来に翔ばたけ 秋山孝ポスター美術展」に合わせた企画である。
こだま美術館とは、上組小学校が総合的な学習の時間で行っている美術館の企画・運営を通した取り組みである。児童たちがプロジェクトの企画・運営を通して、「主体的、創造的、協同的に取り組む態度を向上させていくこと」、「地域の人やもの、こととのふれあいを通して地域とつながり、生き方を考えていくこと」を目標として行われてきた。教室のひとつを「こだま美術館」と名づけ、1999年から30回もの企画展が開催された。
こだま美術館で秋山孝のポスター展を行い、さらに上組小6年生へ向けた小学生美術館大学を開催することとなったきっかけは、今年5月に行われた6年生のAPM見学であった。その際、APMのこと、館長・秋山孝のこと、秋山作品のことを説明したところ、児童たちは秋山孝についてもっと知りたくなったようだと、後日、上組小学校の黒井美智子教諭が伝えてくださった。それならばと企画されたのが「こだま美術館第31回企画展 秋山孝ポスター美術展」と「小学生美術館大学」である。
小学生美術館大学は、上組小6年生の質問を受けるところから始まった。秋山館長は、必ず6年生の質問に対し、「どうしてその質問をしたのですか」と尋ねていた。それは、6年生の質問をより正確に受け止め、正しい答えを出すためである。例えば「このポスターの中でお勧めのポスターはありますか」という質問に対し、その質問をした理由を尋ね、「『お勧め』というのはきっと『思い入れのある』ということですね」と判断し、思い入れのある作品について語った。それは1981年制作の「Takashi Akiyama (4+1 Poster Exhibition)」である。秋山館長が大学院修了のときに描いたもので、飛べない鳥であるダチョウが飛行機に乗ることで空を飛べるという作品。ダチョウを自分に重ね、飛び立ちたいという強い思いを込めた作品であったと解説した。
また、「ポスターを作るとき、迷ったりしませんか」という質問に対しては、「とても迷います。悩みます」と答え、1988年制作の「Peace Face」を紹介した。「Peace Face」は、「平和」をテーマとした展覧会に出品した作品で、制作する際に平和とは何かを幾日も考えたという。考え抜いた結論として出した答えは、平和とは一瞬でしかない、というものであった。特別な日や恒常的なものではなく、日常の中に潜む一瞬の平和こそが、真の平和であると答えを出した。そこで秋山館長は夜空に作られる一瞬を描き、「Peace Face」と名づけた。
今回こだま美術館で開催された「秋山孝ポスター美術展」では、14点のポスター作品が展示された。これらの作品は上組小6年生が「地域」「未来」というテーマに沿って選んだものである。その中には前述の「Takashi Akiyama (4+1 Poster Exhibition)」や「Peace Face」のほか、2012年の代表作「越後百景十選」の中からも6点入っている。6年生は小学生美術館大学で、自分たちが選んだ作品の解説を作家本人から聞き、さらに理解を深めた。
実は、秋山館長がこだま美術館に関わるのは今回が初めてではない。2000年に「上組こだま美術館・秋山孝と子どもたち展」を長岡市立中央図書館ギャラリーで行っている。そのときの小学生も成人し、今はそれぞれの道を歩いていることだろう。秋山館長の講演を覚えている児童もいるかもしれない。秋山館長自身、学生時代に影響を受けた先生方がたくさんいる。「ぼくはぼくであって、ぼくではない」。そう語る秋山館長は、小学校、中学校、高校、大学の先生、そして家族、友人、仲間、大勢の影響を受けて、今の自分があるのだと上組小6年生に向けて説明した。今回の小学生美術館大学が、こだま美術館での展示が、将来の彼らを形作る一部となるであろう。(APM職員・森山)


「メッセージイラストレーションポスター展5」懇親会

  • 日  時:2013年 10月 5日(土) pm5:00-7:00
  • 場  所:秋山孝ポスター美術館長岡
  • 参加者数:49名

「メッセージイラストレーションポスター展5」初日を記念して、懇親会を開催いたしました。


「メッセージイラストレーションポスター十四選『声なき声を聞く』秋山孝ポスター展5」懇親会

  • 日  時:2013年 7月 6日(土) pm5:00-7:00
  • 場  所:秋山孝ポスター美術館長岡
  • 参加者数:51名

「メッセージイラストレーションポスター十四選『声なき声を聞く』秋山孝ポスター展5」初日を記念して、懇親会を開催いたしました。
この日は、秋山孝ポスター美術館長岡の開館4周年ということで、APMサポーターズ倶楽部法人賛助会員の会員証授与式も行いました。昨年7月から今年6月までの間に北越紀州製紙株式会社、司法書士法人 長谷川合同事務所、有限会社 カワタケ綜合設備の三社にご入会いただきました。心より感謝申し上げます。


「ポーランドポスターの巨匠in長岡」懇親会

  • 日  時:2013年 6月 1日(土) pm6:00-7:30
  • 場  所:秋山孝ポスター美術館長岡
  • 参加者数:51名

「ポーランドポスターの巨匠in長岡」初日を記念して、懇親会を開催いたしました。


「秋山孝が選んだ30の金言・高田清太郎の建築デザイン哲学」展 懇親会

  • 日  時:2013年 4月 20日(土) pm5:00-7:00
  • 場  所:秋山孝ポスター美術館長岡
  • 参加者数:39名

「秋山孝が選んだ30の金言・高田清太郎の建築デザイン哲学」展初日を記念して、懇親会を開催いたしました。


長岡市立上組小学校アートイベント 上組地域への感謝の会

  • 日  時:2013年2月9日(土) pm1:00-6:00
  • 場  所:宮内駅~宮内商店街、秋山孝ポスター美術館長岡
  • 主  催:長岡市立上組小学校
  • 協  力:㈱高田建築事務所、秋山孝ポスター美術館長岡
  • 参加者数:138名(上組小6年生含む)

 2013年2月9日、上組小学校6年生によるアートイベントが開催された。6年間通学路として歩いた地域に、アートで感謝を表したいと企画したイベントである。イベントは、版画展、ありがとうアート、きらきらペットボトルツリー、きらきらキャンドルの4つから構成された。  版画展は、「ありがとう 私の大切なもの」というテーマで制作された6年生全員分76点の木版画をAPMの壁に展示した。赤、茶、黄、緑、青、黒の6色の中から自分のイメージに合った色を選び刷り上げる。しっかりと色ののった作品、かすれに味わいのある作品、それぞれである。題材も、机や文房具、ランドセルといった6年間使用したものが主流だが、中には友人や建物を題材にした生徒もいた。6年生は自分の作品が美術館に展示されるというまたとない機会に、目を輝かせていた。  ありがとうアートは、まちの人たちと一緒に作り上げる作品である。55cm×65cm程度の画用紙で作ったハート型の台紙に、5cm四方の紙片を貼り付けていくと、文字が浮き上がる仕組みである。紙片には浮かび上がる文字の一部の下書きが書かれており、それ以外の余白を好きな絵や柄で埋めていく。紙片は1枚の台紙に対して94枚が必要で、5枚分ともなると470枚という数になる。事前に上組小学校内で紙片に絵を書いてくれるよう協力を呼びかけ、当日は文字部分を中心にした。5枚の台紙には「あ」「り」「が」「と」「う」と感謝のことばが浮かび上がった。  きらきらペットボトルツリーは、高さ3mの自立する木の柱に、ペットボトルを切り開いて作った花のようなものを飾り付けていくものである。3mの柱からはビニールの紐が伸び、そこにはペットボトルの飾りや、紙で作った飾りなどで装飾が施された。また、ありがとうアートで町の人たちと作成した5枚の台紙は、完成と同時にペットボトルツリーに飾り付けられた。  きらきらキャンドルは、真っ白な紙コップに絵を描いてもらい、それをキャンドルホルダーとして使用し、宮内駅からAPM前の雪に埋め、道を明るく照らすというものである。生徒たちは雪の降る中、道行く人々に積極的に参加を呼びかけていた。  このイベントでは、6年生が地域の人々に感謝をあらわし、活気を持たせたいと企画したイベントだったので、6年生自身が積極的に地域の人々に呼びかけ、関わり合うこととなった。一方で地域の人々も6年生が動きやすいようにと事前に回覧を回し、周知するなどサポートしてきた。閉会の際に6年生の代表者が「感謝をあらわしたいと取り組んだイベントだったが、多くの人々に支えられていたことがわかった」と述べていた。このイベントが今後も継続し、学校と地域が相互に支えあい、協力しあう魅力的なイベントとなるよう、APMも両者と密な関係を築いていく必要があると感じた。(APM職員・森山)

長岡市立上組小学校アートイベント 上組地域への感謝の会が以下の新聞に掲載されました。
■2013.02.26 新潟日報「こども新聞 週刊ふむふむ」


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