2-4-5 イベント(2014年)

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「メッセージイラストレーションポスター展6」懇親会

  • 日  時:2014年10月11日(土) pm5:00-7:00
  • 場  所:秋山孝ポスター美術館長岡
  • 参加者数:50名

「メッセージイラストレーションポスター展6」開催を記念して、懇親会を行いました。


APM開館5周年記念式典・祝賀会

  • 日  時:2014年 7月12日(土)15:00-18:00
  • 場  所:秋山孝ポスター美術館長岡

     2009年7月11日、秋山孝ポスター美術館長岡(APM)は開館した。それから5年、2014年7月12日にAPMは5周年を記念し、式典を執り行う運びとなった。前日までの雨が嘘のように晴れ渡り、5年前の開館と同様、青空の下での式典となった。
 長岡造形大学理事長でありAPM運営委員会会長の豊口協様、長岡商工会議所副会頭・北村敏雄様、北越銀行常務取締役・佐藤勝弥様、APMサポーターズ倶楽部法人賛助会員の北越紀州製紙株式会社 長岡工場長・谷口喜三雄様からご祝辞をいただき、当館館長・秋山孝から謝辞が返された。
 皆様からいただいたご祝辞の中で、APMの建物がかつて北越銀行宮内支店だったという話が度々出てくる。1925年に建てられてから現在まで、地域の皆様に慕われて残ってきた建物である。このAPMと対をなすような建物が宮内駅に隣接して建てられ、5周年のこの日、正式なお披露目となった。それが「秋山孝ポスター美術館長岡・蔵」である。蔵には秋山館長の受験生時代、大学生時代の習作を展示した。学生時代の作品を展示することに多少の照れもあるが、5周年のために手伝ってくれた学生の皆様に対する激励と感謝の気持ちから展示に至ったと秋山館長は述べた。
 この5年間、APMは会員の皆様、地域の皆様、学生の皆様に支えられ、多くの活動を行ってくることができた。5年という節目の年ではあるが、開館記念事業を行うには10周年が一般的である。それでも秋山館長は5年で一度区切り、今まで行ってきたことを振り返ることでようやく次の5年、10周年が見えてくるのだと考え、今回の5周年記念イベントを行うこととなった。
 APMは社会に貢献するため「1.アーカイブ、2.研究、3.教育」の三つを目的として、企画展、美術館大学、課外授業、ワークショップといった活動を行ってきた。これらの活動を継続しながら、次の10周年に向けての更なるステップとして、長岡にポスターという新しい文化を根付かせること、そのために長岡で「国際ポスタービエンナーレ」を開催したいと秋山館長は述べた。第1回目は世界10カ国の著名なポスター作家から作品を募り、APMや、協力してくれる長岡市内の施設に展示したいと考えている。そしてビエンナーレの枠組みができたら、次は若者の参加を募り、更には世界中の人々がこのビエンナーレのために長岡へ集まってくる活動を目指していると述べた。
目標が高すぎると感じる方もいるかもしれない。だが実際には低い階段を一段一段上っていくような日々の努力の果てにしか、目標の実現はない。それが時間のかかるものだとしたら、次の世代、またその次の世代が引き継いでいく。そういった若い力が長岡に集まってほしいと秋山館長は結んだ。
式典の最後には、多摩美術大学イラストレーションスタディーズの皆様から、APM5周年記念ポスターと花束の贈呈が行われた。「APM5周年」というテーマの下に、秋山館長の教え子41名がポスターを作成し、目録とともに贈った。
 多くの人々が集い、祝福してくださったこの式典が、今後のAPMを象徴するものであることを願う。(APM職員:森山)


「宮内・摂田屋百景 展」懇親会2

  • 日  時:2014年5月31日(土) pm5:00-7:00
  • 場  所:秋山孝ポスター美術館長岡
  • 参加者数:47名

「宮内・摂田屋百景」展開催を記念して、懇親会を行いました。

「宮内・摂田屋百景 展」懇親会1

  • 日  時:2014年4月19日(土) pm5:00-7:00
  • 場  所:秋山孝ポスター美術館長岡
  • 参加者数:52名

「宮内・摂田屋百景」展開催を記念して、懇親会を行いました。


「ありがとうアート ~わたしのまち~」
(長岡市立上組小学校、秋山孝ポスター美術館長岡連携展覧会)

  • 日  時:2014年2月22日(土) am10:00-pm3:00
  • 場  所:秋山孝ポスター美術館長岡
  • 参加者数:74名(上組小6年生含む)

 「ありがとうアート~わたしのまち~」は、「わたしのまち」と「感謝の木」の二つから構成された。「わたしのまち」は6年生が心に残る場所や地域の様子を絵に描いたもので、すでに上組小・芸術祭で学内に展示しているが、地域の人々に見てほしいとの思いからAPMと連携し展示に至った。6年生の作品はAPMで所蔵するポスター作品と同様に丁寧に扱い、額に入れて展示した。「感謝の木」は風鈴展で使用したツリーに、地域と学校への感謝の気持ちを書いた短冊を飾った。風鈴展は今まで夏と秋に行っており、6年生にとって懐かしい、思い出のツリーである。  当日は開館時間の10時を少し過ぎた頃から来館者がやってきた。6年生が家族を連れて案内したり、友人どうしで来館したり、離れて暮らしているおばあさんが孫からの電話を受けて訪れたり。中には、来年こだま美術館の企画・運営を行う立場の5年生もおり、ひとりでじっと作品を眺めている姿が印象的であった。6年生は、美術館という公の空間に展示された自分の作品を見て、何を感じたのだろうか。  人は作品にメッセージや思いを込めて制作する。6年生の制作した作品にも、様々な思いやエピソードがあるだろう。その場所、その時間を選んだ理由、その色を使った理由。それぞれに思いをはせ、意見を交換しながら見ていくと、そこには深い理解がある。日本の美術教育において、鑑賞は軽視されている。それは、「日本において鑑賞教育は美術を言語で教えるという知識教育に繋がり、情操教育とはみなされていないから」(※1)である。しかし鑑賞には様々な能力を育む力がある。たとえば近年評価されている対話型鑑賞は、作品について意見を交換し合い、話し合いながら作品への理解を深めていく手法である。相手の意見を受け止め理解する力、自分の意見を正確に伝える力。どちらも相手と正しくコミュニケートするために考え、言葉を選んでいかなくてはならない。また作品を理解するためには、描かれているものをよく見ることも必要となる。  2009年、上組小とAPMで行った「あなたならどう読む?ポスターに込められたメッセージ」はまさにこの考えさせる鑑賞授業であった。ポスターという明快なメッセージの込められたイラストレーションから本質を読み取り、作者の意図を知る。APMの目指す美術館の姿と重なる教育がそこにはあった。 これからもAPMは美術教育の発展のために、地域と協力して子どもたちの未来に貢献していきたい。(APM職員・森山)

※1 参考資料:秋山文「美術と教育」


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